母にどんなお葬式を出して欲しいかと希望をたずねると、「家族と仲のいいお友達だけで静かに見送ってほしい」とのこと。また、私は登山が趣味だった母のために、山のお花畑みたいに可憐な祭壇をイメージしています。となると、少し個性的な式になりそうです。
柔軟に対応してくれる業者さんを選ばないと実現が難しいと思い、母が住む大田区内で実績があり、地元での評判が高く、さらにオリジナルの希望に対応してもらえる数社に絞ってサービス内容を検討してみました。
| 社名・屋号 | プラン サービス例 |
特徴 | 評価 |
|---|---|---|---|
かぐや |
親しい方たち30名プラン 80万円~ | ●女性スタッフがサポート。すべてのプランでスタッフの有形無形の心遣い「おもてなしサービス」を提供。 ●キャンドル祭壇、音楽演奏、メモリアルDVD作成をはじめとする遺族や故人の希望を叶えるためのアイディアが豊富。 ●無宗教葬や散骨葬にも対応。植林寄付つきエコ棺採用で環境に貢献できる。 |
★★★★★ |
| 葬儀用品、飲み物、料理、会葬お礼品、火葬場費用等含 | |||
フラワリーフューネラル |
式場家族葬プラン ~90万円 | ●色とりどりの花とともに納棺する「おくりばな」中心のシンプルな直葬プランから大規模な社葬まで対応。 ●花祭壇だけでなく会場の装花、花の返礼品に至るまでフラワーアレンジ演出が特徴。故人の好きだった色や好きだった花でデザイン可。 |
★★★ |
| 花祭壇、火葬基本セット、桐棺、式場利用料等含 | |||
アーバンフューネス |
家族葬・10名 63万円~ | ●対面相談を大事に考え、事前相談から葬儀後の相談まで幅広くフォロー。 ●遺品整理や相続などをファイナンシャルプランナーがサポート。墓地紹介、手元供養などの紹介あり。無料・有料会員登録でサービス優待が受けられる。 |
★★★★ |
| 無料会員価格、白木祭壇、食事、返礼品等含 | |||
まなか |
シンプルプラン・30名 87万円~ | ●専門職人が制作する「武蔵野花祭壇」をはじめ料理、贈り物まで一つひとつこだわった品を適正価格で提供。 ●斎場から考えるお葬式プランなどオリジナルプランも充実。無料会員登録によるサービスあり。 |
★★★ |
| 基本料金+料理、贈物、施設使用料金等含 | |||
グローバルケア |
家族葬30名・84万円~ | ●過剰なサービスを省き、必要な内容だけを厳選して盛り込んだわかりやすい料金体系。 ●遺族の不安や心配に専門スタッフが24時間対応。老舗の専門業者ならではのアットホームで心のこもった運営をスタッフ全員が心がけている。 |
★★★★ |
| 生花/白木祭壇選択、納棺儀式、料理、他含 |
この5社の中で、私がぜひお願いしたいと思ったのは「かぐや」さんです。
私が「かぐや」を選んだ一番の理由は、「おもてなしサービス」の心意気に、じーんとしたからです。
事前相談から式当日までサポートして下さるのは、経験・研修をじゅうぶんに積んだ女性スタッフ。きめ細やかな心遣いは、最初にアポイントを取った時からも感じられました。
親族と母の友人でこじんまりと見送りたい、母が好きだった山のイメージを予算内で実現したい、などの希望を事前に電話で伝えたところ、さっそくスタッフ数名でいくつもプランを立てて下さり、会社を訪ねるとすぐに企画書を提示して下さいました。
打ち合わせがひと段落ついた時、「お辛いかもしれませんが、どうぞご無理をなさらずに。しばらく時間が空いても結構ですから。少しでも気になることがあったらいつでもご連絡ください。お待ちしています」と、疲れ気味だった私に淹れたての熱いお茶を出してくれました。
その瞬間、心がゆるみ、ほろっと涙が出てしまいました(母はまだ元気だというのに!)。
身近な人を亡くしてしまった遺族の心の痛み(グリーフ)を理解し、見守りながらサポートする作業を「グリーフケア」と呼ぶそうです。普通看護や福祉に携わる人が学ぶことですが、「かぐや」では全員が常にグリーフケアを意識し、家族の立場を考えながらサービスを行っているとのことでした。
お葬式は、すべて人の手で行われるデリケートなもの。プランの内容や費用面はもちろん気になるところですが、もっと大切なのは、葬儀を執り行う人がどのような気持で対応してくれるかといった会社への信頼感。
事前相談を終えて強く感じたのは、見積もりの段階でスタッフの物腰や業者の雰囲気をよく観察することが、いい葬儀業者に出会えるポイントだということでした。
その時が訪れ、自分が喪主になったら、取り乱してしまう気がします。機転のきく方ではないので、大きな失敗をするかもしれませんし、悲しくて心細くてたまらないでしょう。
そんな時、「かぐや」であれば心強いと思いました。信頼できるスタッフさんですし、同じ女性ですから遠慮なく甘えることができるようにも思うのです。