当日はスケジュールをこなすことで精一杯になり、喪主も遺族も細かいところまで目が届きません。それらを全面的にサポートしてくれるのが葬祭業者のスタッフ。
お葬式に関するほとんどの手配や進行を担当してくれます。わからないことがあれば遠慮なく質問し、頼めることはプロにお任せする方がうまくいきます。
ただし、葬儀の日程、遺影写真、通夜のお料理などの「決めごと」は喪主や遺族が判断します。また、遺体を棺に納める、霊柩車に棺を運ぶなど亡くなった人の供養になることは、一般的に遺族が行います。
具体的な項目は5つに大別できます。
儀礼作法を指導、葬送スケジュールの管理
安置の手伝い、納棺儀式、遺影加工、骨壷、看板・順路表示設営
供物・供花・花環、料理、式場設営、会葬礼状・死亡通知、香典返し、貸し布団、車両、喪服レンタル
病院からの遺体搬送、通夜・葬儀の司会、式次第作成、役所届出、火葬場立会い、式場片付けなど
お寺紹介、斎場紹介、遺品整理、仏壇販売紹介
式次第には影響がないものの、場合によって取り入れるものをいくつか紹介します。
湯灌とは、納棺前に遺体をお湯で洗浄することです。自宅で臨終を迎えていた頃には親族たちで行われていましたが、現在は病院で全身のアルコール清拭をするので必要がなくなりました。
ただ、故人がお風呂好きだったとか、長患いでお湯に浸かっていなかったなど、遺族があえてお風呂に入れてあげたいと望む場合、専門業者からサービスを受けることができます。
日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカでは一般的な処置で、遺体を消毒・洗浄した後、防腐液を血管に注入し、血液と入れ替えます。
防腐液はピンク色をしていて皮膚に自然な血色を蘇らせます。エンバーミング後の遺体はドライアイスを使わなくても2週間程度は美しく保たれます。